「グハッ……!」
「ハイ、終了ー」
トン、と地面に着地した私の足元に転がっているのは数十秒ほどで地面に沈んだ男達。
ほとんどが気絶しているが、中には呻き声を上げながら私を恨みがましく睨み付けている男もいた。
まぁ、そんなの気にもしないけど。
「あー、疲れた」
男達から視線を上げて、いつものようにぐるりと首を回す。
やっぱ運動の後はコレだよねー。
コキコキと首を鳴らしながら快感に浸っていた、その時だった。
「危ない!!」
突然、背中に強い衝撃を受けたのは。
「ッッ!」
このタイミングで突き飛ばされるなんて持ってもいなかった私は、その事態にすぐに対処出来ず前のめりに倒れていった。
「……チッ」
けれど、そこは持ち前の運動神経で何とか立て直し、転倒を回避。
不恰好な体勢のまま、とりあえず状況を把握しようと振り返った。
すると。
「……マジかよ」
視界に飛び込んできたのは、女の子が男に蹴りを食らわせている姿。


