ごめんね、航太。
心配してくれてるのに、ごめん。
ううん。航太だけじゃない。
輝一も、聖も、冬威も、櫂(カイ)も、一華(イチカ)も。
みんな、ごめん。
けど、みんなを心配させてでも私は奴等の中に入らなきゃいけないの。
──“あの人”に、会う為に。
「彩未、入るって言ってもどうやって入るつもりなの?」
「……うーん。それが問題なんだよね。一華、何か良い案ある?」
「えっ、それ私に聞く?」
「彩未、一華に聞くのはやめとけ」
「ちょ、聖くんそれどういう意味?」
「さぁな」
「さぁなって何よー!」
ちょっと、こんなとこに来てまでイチャつかないでよ。
隣でイチャつき始めた二人に、ハァと深い溜め息を落とす。


