白銀のヴィーナス



「まぁ、多分OKだと思うけど」

「はぁ?」


ちょっとちょっとちょっと、マジですか。


ニッと不適に笑うチャラ男に私の眉間に皺が寄る。


私の反応は決して間違っていないはず。


だって、初対面の人間だよ?



「……大丈夫なのかよ、お前等のチーム」



危機感無さすぎなんじゃないの?

私が悪い奴だったらどうすんのよ。



「ククク。大丈夫だよ。俺、見る目あるから」

「………はぁ、どうも」



嬉しいような嬉しくないような。


私、BD入って大丈夫なのかな?

本気で心配になってきた。




「で、OK出たら入ってくれんの?」

「え?あ、まぁ……」



幹部になれるんだったら入ってもいいって言っちゃったしね。


って、アレ?それだったら幹部じゃないと“BD”に入らないってことになるんじゃない?


うわっ。それはヤバイ。私、下っ端でもなんでもいいからBDに入らないといけないのに。


私の失言のせいでBDに入れなくなるかもしれないなんて冗談じゃない。



「じゃあ聞いてみる」

「えっ、今から?」



行動早いな、コイツ。

まぁ、ありがたいけど。

結果待ちってモヤモヤして嫌なんだよね。