白銀のヴィーナス



「えっと、BD?」


今更なんで聞いてるんだろうと一瞬思ったけど、これはこれで正解だったらしい。



「あぁ、俺達Black Deity(ブラック ディエティ)っていう暴走族やってるんだ」



彼等に“安心感”を与えることが出来たから。


彼等は必要以上にわたしが“何者”なのかを気にしていた。


それはきっと、私を“BD”に引き入れようとしていたからだろう。


他の暴走族に入ってる男を“BD”に引き入れる事なんて出来ないからね。


さっきの言葉は一か八か聞いてみた、というところだろうか。



「お前、どっかのチームに入ってんの?」

「チーム?入ってないけど」



暴走族のチームには、ね。



私が入っているのは“掃除屋”のチーム。


“暴走族”を掃除するチームだ。


だから、“暴走族”のチームに入っても何も問題は無いよね?