追い掛けてくる男達は茶金髪の一見チャラそうな男と短髪で爽やかなイケメン男。
チャラそうな男はまだいいんだけど、爽やかイケメン男の方はにこやかな笑顔で追い掛けて来るからかなりコワイ。
っていうか、私は別に警察が来るから逃げているだけで、BDから逃げている訳ではないからそんなに必死に逃げる必要はないんだけど。
でも、追われれば逃げたくなるのが人間の性というものだ。
「……チッ」
どうすればいい?彼等を撒くべき?
彼等が何の為に私を追い掛けてきているか分からないことには安易に捕まれないし。
でも、逃げ続ければ“敵”だと見なされるかもしれない。
それだけは今後の為にも避けないと。
……うーん。
「しかたない」
止まるしかないか。
そう決まったのは良いとして、こんな警察に見つかりやすそうな場所で止まるのだけは避けなければいけない。余計なトラブルは真っ平御免だし。
……となれば。
公園から出た所で一度立ち止まり、左右を見渡して人目につかない場所を探す。
あ、あそこなら大丈夫かも。
数メートル先にあったのは家一軒分の空き地。
彼等が追いついてくる前にそこへ向かって再び走り出す。


