白銀のヴィーナス



「っていうか、そんなに似てるの?」


「あ?……あー、背格好はな。顔はマスクしてたからよく分かんねぇけど。……そうだな。目の感じは似てるな」


「へー。じゃあ美人サンなんだね~」


「………」



………ちょっとちょっと。何この会話。 笑えないんですけど。


マジマジと私の顔を見る唯斗と士騎に、必死に平静を装う私。



コレ、拷問か何かですか。




「性格はちょっと違ぇかな。冷めてるとこは似てるけど、レイみてぇに飄々としてねぇし。アイツはもっと気が強くて、思ってること顔に出る感じ」


「あ、それだったらレイくんとちょっと違うね!レイくんは士騎くんの言う通り、何考えてるか分かんないもん」



……悪かったな。何考えてるか分かんなくて。



「面倒臭がりだしね」

「毒舌だしな」



「………」



アンタ等、言いたい放題言いすぎじゃない?


っていうか、こっちの私が素の私なんですけど。


気が強いのは当たってるけど、思ってることが顔に出るのは間違ってる。


昨日は士騎が変なことばかり言うからちょっとうろたえただけだし。