◇
「……彩未?」
「シッ」
“綺羅”の総長がいるBARまであと数十メートルという時、“ある人物”を目撃した。
「こっち」
直ぐ様輝一の手を引いて、すぐ傍にあったビルに身を隠す。
壁に背を預けてそっとその人物を盗み見れば……。
「……綺人」
そこにいたのはBDの総長、綺人だった。
……なんで綺人がこんなところに?
彼の周囲には誰もおらず、雑居ビルの階段下で身を潜めながら電話をしていた。
なんで綺人がこんなところにいるのだろう?朱璃ちゃんは?
此処にいるということは送っていったということなんだろうけど、なんでこんなところにいるのかが分からない。
「もしかして俺達と同じ理由かもしれねぇな」
「え?」
同じ理由?
重々しい声色に顔を上げれば、私と同じように街路を覗いている輝一の姿があり、声色と同様、難しい表情で綺人を見据えていた。
「それって……」
「あぁ。“綺羅”を探りに来たんだろ」
「“綺羅”を……?」
ってことは私と同様、“綺羅”が怪しいと思ってるってこと?
「……彩未?」
「シッ」
“綺羅”の総長がいるBARまであと数十メートルという時、“ある人物”を目撃した。
「こっち」
直ぐ様輝一の手を引いて、すぐ傍にあったビルに身を隠す。
壁に背を預けてそっとその人物を盗み見れば……。
「……綺人」
そこにいたのはBDの総長、綺人だった。
……なんで綺人がこんなところに?
彼の周囲には誰もおらず、雑居ビルの階段下で身を潜めながら電話をしていた。
なんで綺人がこんなところにいるのだろう?朱璃ちゃんは?
此処にいるということは送っていったということなんだろうけど、なんでこんなところにいるのかが分からない。
「もしかして俺達と同じ理由かもしれねぇな」
「え?」
同じ理由?
重々しい声色に顔を上げれば、私と同じように街路を覗いている輝一の姿があり、声色と同様、難しい表情で綺人を見据えていた。
「それって……」
「あぁ。“綺羅”を探りに来たんだろ」
「“綺羅”を……?」
ってことは私と同様、“綺羅”が怪しいと思ってるってこと?


