【海1】



春太「夏休みになったらまず海! 一番最初にすることは海!」


真白「俺泳げないからあんまり行きたいと思わないなあ」


春太「ばかやろ! 泳ぐだけが海じゃねぇだろ!」


七世「泳ぐ以外に何すんだよ」


春太「あ、あれだろ……塩焼きそば!」


七世「他には?」


春太「……貝殻探し!」


七世「他には?」


春太「……日、日焼け!」


七世「でも1番楽しみなのは?」


春太「露出した女の子の水着姿!!」


真白「ていうか、最初から目的はそれだけでしょ」


春太「なんだよ~。真白だって見たいだろ」


真白「み、見たいっちゃあ……あの、見たい……けど」


春太「純粋なふりしてやっぱりコイツもケダモノなんだよ! あぁ、怖い!」


七世「言わせたのお前だろ」


春太「つーか前から疑問なんだよね。自分で言うのも虚しいんだけど、俺ら3人の中でもモテ度を決めるとしたら 七世>真白>俺 だよな……なんで?」


七世「いや知らねーし」


春太「お前はまだ分かるよ! なんかいかにもモテ男だもんな! 女喰ってそうだもんな!」


七世「喰ってねーよ」


春太「問題はなんで俺より真白の方がモテるかってことよ! 俺の方がめっちゃ出会い求めてるし! 超女の子に接点求めてるのに!」


真白「がっついてるからじゃない?」


春太「肉食系好きだろ女子は」


真白「可愛い子見たら何でもかんでも手付けようとするからだよ」


春太「とにかく不服だ。出会いすら求めてないお前の方が女子に人気あることが」


真白「人気はないと思うけど……」


春太「ピュアだからか? 汚れてないからモテるのか? じゃあなんでどす黒い七世はモテるんだよ!」


七世「サラッと失礼だな」


春太「女って分かんねー! あぁ、モテたい!!」






白雪「さっきから春太くん達おっきい声で何話してるの?」


春太「あぁ、海に行く話だよ」


七世「どこが」