次の日、あたしは日直だったから先にひとりで学校へ。 「早すぎたかなぁ…」 窓を開けたり、花瓶の水を変えたりした。 ――ガラッ…。 音がする方を見る。 「おはよ」 「関川くん?おはよ、早いね?」 「朝練あるんだ、高崎は?」 「日直だよ?」 宙斗と仲の良い関川くん。 ……宙斗の本心、聞いてみよっかな。 「関川くんっ!」 「ん?」 「あのさ…えっと……」 でもなんて聞けばいいのーっ! くすっ、と関川君が笑う。 「眉間に皺よってる」 「関川く…」 「くんづけ、やだ」 「へ?」