――翌朝。 「光元気ですかー?」 「………啓」 にやにやしながらあたしに近づく啓。 あたしは昨日どんだけ辛い思い したと思ってるんだーっ! 「作戦成功したな☆」 「は?全然じゃんっ。逆にあたしが辛いよぉ…」 「……わかってねぇの?」 「何が?」 うらめしげに啓を見上げる。 「宙斗が昨日怒った理由」 ………怒った? 「あれは宙斗が飢えてただけだよ。怒ってなんかなかったもん」 「……鈍いな…」 その時。 ばっ! 「ぎゃっ!」 いきなり視界が何かに覆われて、真っ暗になった。