「え?駅の近く」
こんなの台本にはないよーっ!
「まじで?今日暇?」
「暇だけど…?」
背中に感じるとてつもない殺気が、怖くてたまらないんですけど!
「じゃぁ、家に邪魔していい?」
「ぅえっ?」
宙斗だって来たことないんですけど!
「あ…あの…」
「ん?」
啓は宙斗を見てにやにや笑ってる。
絶対楽しんでる!!
「宙斗も行こーぜっ」
「それ俺の台詞だろ」
やばい…。
その裏の笑顔は後が恐い!
あたしの第六感が、そう伝えているよ!!!
早くこの場を脱しなきゃ!
「あの…っ!」
「行くぞ、光。三人でな」
その冷たい笑顔いやーッ!!

