<葉上 尋 side> 翌日の朝、ケータイに一件のメールが届いた。 『尋~~~ 暇!!めっちゃ暇!! 俺、今朝階段から落ってさ… 入院中、なう☆ 学校の近くに病院あんだろ?そこにいるんだけどよ~。 見舞い来て!!よろしく!!』 峻司からのメールだった。ご丁寧に、包帯グルグル巻きの足が写った写真も添えてあった。 「はぁー、めんどくせぇけど行くか」 俺はいつもより早く家を出て、その病院へ向かった。 階段から落ちるって、どんだけアホなんだよアイツ…。