君とさよならの時間 ~大好きの涙~






「で?何してくれんの?」




 葉上がベットに入り、私に尋ねた。




「何って…看病。お粥作ったり………するの」


「お粥作るだけかよ」


「いろいろするのっ!」




 看病のやり方を知らない、と言いたくなくて私は「き、キッチン借りる」とだけ言って部屋から出た。



 それにしても、こんな広いところに一人って、寂しくないのかな?






 私は、いつも白い箱の中でいつも独りで、寂しかったし寒かったよ。


 あなたは違うの…?






「というか、キッチンってどこ…?」



 そういえば場所聞くの忘れた。まぁ、いっか。なんとかなる。きっとなる。