「も、もう一度言ってくれない?」 「だから、俺の彼女になれっつってんの」 三度目にして、やっとわかった。 私は、今、葉上に告られてる。いや、命令されてるんだ。 「い、嫌!」 「は?なんでだよ」 「私は……独りのほうがいいのっ!」 そう言い捨てて、私は教室から出た。