「はい。やりたいことを、見つけたんです」 「そうか。…頑張りなさい。愛美ちゃんの分まで」 「はい…!」 俺は、愛美の手紙を握り締めながら、歩いた。 愛美、ありがとう。そして、さよなら―――――――― 『幸せになってね』 その言葉、守るよ。 けど、俺は、お前しか好きになれねぇ自信あるから。 恋愛に関しては、幸せになれねぇかもしれない。 けど――――、俺、夢見つけたんだ。だから、その夢を叶えるために頑張るよ。