君とさよならの時間 ~大好きの涙~






 返事しろよ。



 なんか言えよ。








「葉上くん。ちょっと、いいかな?」




 話しかけてきたのは、藤井先生だった。



「…はい……」





 俺と藤井先生は部屋を出て、廊下にきた。










「愛美は、死んだんですか?」



「―――あぁ」



「そんな気がしないんですよね。涙も出てこない。

 実は、生きてんじゃねぇのかなって…」




 現実逃避してるみてぇ…俺。


 でも、実感が湧いてこねぇんだよ。