君とさよならの時間 ~大好きの涙~





 え…?悪化……?!





「だ、大丈夫なんすか!?」



「……愛美ちゃんはね、今生きてるのが奇跡なんだよ」






 奇跡…?は?なんだよそれ。


 愛美は前、俺に笑ったんだぜ?


 この前は、デートもしたし。





 それなのに、生きてるのが奇跡?冗談に聞こえねぇぞ?






「笑えねぇ冗談ですね」


「冗談じゃない。本当に、奇跡なんだ。

 本当の寿命は、14歳…中学二年生の頃だったんだ」





 ……は?何言ってんだよ、こいつ。嘘も大概にしろっつーの。





 藤井先生の顔を見ると、コイツの目は真剣そのもので。嘘をついているようには見えなかった。