<葉上 尋 side> 放課後になり、俺は病院へ足を運んだ。 初めてデートをした日の帰り、愛美は俺に「バイバイ」と言った。 なぁ、愛美。 あの「バイバイ」にはどんな意味が込められてたんだ? お前がいなくなりそうで、怖いんだよ…。 俺言ったよな? 死なせねぇ、って。生きさせる、って。 それなのに、お前が天国いっちまったら、俺どうすればいいんだよ。 俺は、お前と生きたい。 ずっと一緒にいたいんだよ。