一限が終わった頃、私は学校へ着いた。 私は教室へは行かず、そのまま屋上へ行った。 ガチャ、と鍵が開いている重たい扉を開く。 「――――葉上、おはよ」 屋上にはやっぱり、葉上がいた。 「愛美…! 大丈夫なのかよ」 「今日は大丈夫♪」 「…ならいいけど」 タンクの上で寝ていた彼は、ホッとした顔をしながら私に近づいてきた。