君とさよならの時間 ~大好きの涙~






「――って、私…どんだけ欲が多いのよ…」




 普通じゃない私は、なにを思ったって考えたって、それは一生実現しないのに。



 バカだな、私。




 こんな夢みたいなこと考えても、仕方ないのに……。





 でも、でも……っ。


 私は、本当は“普通”になりたかった。


 好きでこんな体に生まれたわけじゃない。


 お母さんが悪い、なんて言わない。


 お母さんは頑張って私を産んでくれたんだ。感謝してる。




 でも――――――………






「もっと、幸せを感じたかったよ…!」




 ポロッと私の瞳から涙が落ちた。





 どうして家族は私を捨てたの?

 私がもうすぐ死ぬから?…でも、ここまで生きてこれた。


 頑張って、生きてきたのに。