そんな私が。 初めて、自分から… 彼らの滑りを見たいって言った。 キッカーまで…やって来て。 私は、着地地点の方に…先回りする。 大成を知る人は…彼を天才と呼んで。 モトもまた――… 世間に注目を浴びるほどに、成長し続けている。 これまで、直視することが出来なかった彼らのエアーを。 同じ、「競技者」として立っていた自分の、豪華な引退セレモニーのつもりで… 目に焼き付けてから、 ゲレンデを……去りたかった。