クリスマスは余計な行事だった。 彼にとっては折角のプレゼントも、欲求の制御の苦しみの原因でしかなかったからである。 そんな彼は秋を一番好んだ。 何故か全てが一度壊れて行くような、そんな感覚になれた。 枯れ葉を敢えて踏みつける様な真似はしなかった。 無論、どの行為も一人で行い、誰にも話す事は無い。 そしてまた、どの行為も欲求を満足させるものではなく、それどころか心の中でどんどんと膨らむ欲望を抑え込む事が苦でしかたがなかった。 こうして彼は幼少期を過ごした。