次の曲の激しいイントロが流れ始め千田がマイクを持った。 伴奏に覆いかぶさるようにな大声で言う。 「新垣、好きだ――――――――!!」 なんでお前が叫ぶんだよ。 突っ込みたくなる。 「うっせえよ!」と間髪入れずに返すと、千田は靴を脱ぎながら「恋する君に捧げるぜ」と告げ、ソファーの上に立ち上がり歌い始めた。