部活を終えて学校を出てからの帰り道に、さっきまでの騒がしさは無い。 一人になると、彼のことを考えてしまう。 心の中で何度も名前を呼んでいる。 声が届いてほしいと願う。 あなたもどこかで見ていますか? 夕焼けに染まるこの空を。 どこかで感じていますか? この風を…。 叶うなら、彼がいる場所に行きたい。 空を飛んでいるあの鳥は、すぐに居場所が分かっちゃうのかな? もしそうだとしたら、鳥になりたい。 もしかしたら、一瞬で彼のもとに行けてしまうかもしれない、そんな翼が欲しい。