「こらこら、敦志。俺が打たれるとでも思ってるんか?」


「宮長さん!?」


敦志の肩に腕をかけ、会話に入ってきたエース・宮長 輝先輩。


「ま、まさか!思ってないッスけど、もしもの場合の話です」


「俺は敦志のリードで投げる」


宮長さんと敦志はバッテリー。


敦志はリードが上手い。


宮長さんもバリバリ球が速い。


「それに打たれても大丈夫だろ?」


そう言い、俺を見た。


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