ごろっと横になった、キョーヤの足首のあたり。 絹川学園の漆黒の制服、その裾から。 包帯? サポーター? らしきものが巻き付けられていた。 「何見てんだよ」 私の視線に気づいたキョーヤは、 まずいものを見られた、というように さっとその部分を隠す。 ケガ……かな? もしかしたら 触れられたくない、かも。 私はまたふっと目を反らして。 そのことはもう、口にしなかった。 そんな風に その夜はふけていって。 あんまり遅くならないうちに キョーヤがバイクで送ってくれた。