玄関の扉の前まで来たとき。
「あ、」
「え、」
そこには、何も変わらない姿のシロが、おかえりなさい、とでもいうような顔で、私たちを見上げていた。
「シロ!」
「お前というやつは……。」
呆れたような顔の先生と目が合って。
思わず、同時に吹き出した。
一度笑いだすと、なかなか止まらない。
「ははっ、帰ってたなんて思いつきもしなかった!」
「それなのに、私ったら、」
「唯、ビニール袋をシロだと勘違いしたんだろ?」
「もうっ!陽さん!」
ひとしきり笑って、部屋に入る。
こうして笑い合えるのは、ふたりだから。
陽さんが、ここにいるから私は笑える。
そして陽さんも、同じなんだとやっと気付いた。
私、うぬぼれてもいいんだね―――
「先にシャワー浴びて。」
「え、でも陽さんだって、」
「それなら一緒に入る?」
「そ、それは!!!」
「ははは、嫌なら早く入って。」
「……ハイ。」
陽さん、大好き。
本当に、心の底から。
大好き―――――
「あ、」
「え、」
そこには、何も変わらない姿のシロが、おかえりなさい、とでもいうような顔で、私たちを見上げていた。
「シロ!」
「お前というやつは……。」
呆れたような顔の先生と目が合って。
思わず、同時に吹き出した。
一度笑いだすと、なかなか止まらない。
「ははっ、帰ってたなんて思いつきもしなかった!」
「それなのに、私ったら、」
「唯、ビニール袋をシロだと勘違いしたんだろ?」
「もうっ!陽さん!」
ひとしきり笑って、部屋に入る。
こうして笑い合えるのは、ふたりだから。
陽さんが、ここにいるから私は笑える。
そして陽さんも、同じなんだとやっと気付いた。
私、うぬぼれてもいいんだね―――
「先にシャワー浴びて。」
「え、でも陽さんだって、」
「それなら一緒に入る?」
「そ、それは!!!」
「ははは、嫌なら早く入って。」
「……ハイ。」
陽さん、大好き。
本当に、心の底から。
大好き―――――

