私は、合格を淳に伝えたくて

夜、淳が帰ってきたら、直にメールを

もらうように、していた。



メールが来たから、急いで淳の部屋へ。
  


コンコン!


ドアを開けた淳は、固まった…。



「鈴……」


「久しぶり。ちょっといい?」


「うん…」


「今日、合格発表でね。

志望校に、合格したよ」


「おめでとう。頑張ってたって

直から、聞いてたよ!」


「え?直から??」



直が、淳に話してるって

知らなくて…。


かなりびっくりした…。



「知らなかった?」


「うん」


「鈴…本当にごめんな。

また話せて、うれしいよ…」


「当たり前でしょ。

淳は、ずっと私のお兄ちゃんだもん!」


「お兄ちゃんか…。

ありがとう」



淳も、笑ってくれてヒサビサに

頭を撫でてくれた。



「じゃあ、行くね」


「うん、わざわざありがとな」



私はそのまま、直の部屋に行った。