私は中学3年生

朝から髪の毛がまとまらず、焦ってます


「あーどうしよう。ハネが、治らないー」



必死にドライヤーで治すも、またハネる


昨日ちゃんと乾かさないで寝ちゃったから
仕方ないんだけど…




ピンポーン!!



「ヤバい!直が来ちゃった…」


私は玄関に行って、鍵を開ける


低血圧の直は今日もダルそうで
涼しい顔をしている


「おはよ」


「直〜髪の毛が治らないのー
ちょっと待って!」


「また?早くしろよー」


「すぐだから!」


私は部屋に戻ると、髪の毛を急いで編み込む


直も部屋に入ってきて、私のことを
呆れて見ていた



「ハネてたって、誰も見てねぇーから」


「身だしなみでしょ!?」


「5・4・3・2・はい行くぞ!!」


直は私の鞄を持って、玄関で靴を履く


私もその後ろを追いかけて、靴を履いた



「お母さん、行ってきまーす!」


リビングからお母さんが歩いてきて



「2人とも、行ってらっしゃい!」


手を振って、見送ってくれた