「なあに?これ」



そこには、平面のカタチをした地球を、大きな象が支える…というなんとも奇妙で可笑しな絵が描かれていました。



お父さんは得意気に言います。



「昔の人はな、こうやって地球がなっていると信じていたらしいぞ」



「うっそだー!」



思わず変な顔になるまさる。



「昔の人って、バカだったの?」



「なかなかにロマンチストかもしれないな」



お父さんはまた笑い飛ばします。