チン… エレベーターに乗り4階に着くと、あまり人がいない休憩室。 「あっちでもいい?」 一樹さんの指差す方には窓側の長いす。 木で出来ていて、背もたれもあって、まさに旅館ってかんじ! でも意外エレベーターから距離があった。 あたしは一樹さんの隣に座った。 「それにしても、旅館で真夏ちゃんに会うとは思わなかったな…」 確かに… 「そうですよね!あたし一樹さんにもう会うことはないって思ってました!」