君と歩く


奈々子さんの経営するカフェと私の家は、少しだけ遠い。
でも、暗い訳じゃないから一人で帰れるのに。

「荒川くん、私1人で帰れるよ?外灯あるし!」

「未紗ちゃん、今節電なんとかで外灯つかなくなってるんだって。」

「え?!ほんとに?!そ…それは怖い…。」

「だから、黙っておくってもらってなさい」

「…ありがとう…」


外灯なかったら、真っ暗だよ…。
荒川くんに感謝しなくちゃっ。