溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2





「もうこれからは俺達、教師と生徒って関係じゃなくなるでしょ。だったらもういいよね、付き合ってくれても」

「そういう問題じゃ──」

「先生だって俺の事、好きだろ」


知ってんだよ。

わかってんだよ。


先生が俺の事、バレないようにこっそり盗み見してた事とか。


俺と目が合ってそらした時の、真っ赤になった耳朶とか。


「私と安西君が何歳差だと思って……」

「年の差なんて関係ない。先生が例え五十歳でも先生のこと好きだよ」

「……なにそれ」


馬鹿みたい、と笑う先生に、誤魔化さないでと囁く。


「好きでしょ、俺の事」

「……っ、」


先生の顔をそっと覗けば──ほら、もう言い逃れなんかできないくらいに真っ赤な顔。


「認めるまで、離さないよ」