溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2






類までこんな子供っぽい反応するなんて
意外だな~、なんて呑気に考えていると
、類が不意に、キーボードを叩いていた
手を止めた。



それから、ゆっくりと画面に落としてい
た目線を上げて。



「雅、いいこと思い付いたんだけど」



雅をその視界に捕らえると、そうニッコ
リと笑った。……真っ黒な笑みで。



類がこんな顔をするときは、大抵いいこ
となんかない。



「これから麗ちゃんのこと俺ら以外で呼
び捨てにするやつが居たら、排除するル
ール作ろうよ」



ほら。



類の提案に、春希が真っ青になって固ま
る。



「おいおい類、いきなりなにいってんの
よ~。排除って、言い回しが怖いって」



あえてその内容は深く聞かないけども。