溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2







それからどうしても授業に出る気分には
なれなくて、こんなの駄目だとわかって
いるけど、私は授業をサボった。



そうして、体育館裏に一人で踞って居た
ら。



「こんな所でなにしてんのさお姫様?」



そんな能天気な声が聞こえてきて、顔を
上げるとそこには仁斗が立っていた。



仁斗の金髪が、太陽に反射して眩しい。



「……別に、なんでもないわよ」

「なんでもないって顔じゃ無いじゃんよ
~?」



私の隣に座りながら、クスクスと笑う仁
斗。



……もう、ほっといてくれていいのに。



「本当、大したことないの……ただの
自己嫌悪って奴で……」



佐藤さん、泣きそうだった。


それに釣られて、私まで泣きそうになっ
た。




どうしよう。どうしたらいい?