溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2





ちょっと前までは兄ちゃん兄ちゃんって俺の後ろを引っ付いてばかりだったくせに、今じゃなんだか優位に立たれてるような気がして仕方ない。


「兄ちゃん自分で気付いてないけど、兄ちゃんだってかなりイケメンなんだからね」

「……イケメンって、なあ」


そんなことない、と思う。それにそれ、自覚あったらただのナルシストじゃん。


「俺よりかっこいい奴なんか、沢山いるぜ」


悔しいけど仁斗とかは正統派イケメンって感じですごい顔が整ってるし、春希なんかは童顔で目が大きくて、そこら辺の女より可愛いし。……あれこれ春希は別に、カッコイイとは違うか。


類と雅は、美少年って言葉がピタリと当てはまりそうな感じだ。


よくよく考えてみりゃ、俺の周りは美形ばっかだ。


「へえ、じゃあ兄ちゃんの周り、強敵ばっかなの?」

「……まあ、確かに」


敵に回したくないような奴しかいない。


ほかの奴なら怖くもなんともないっていうのに、よりによって唯一敵に回したくない奴らしかいない。しかも相手は難攻不落のお姫様ときた。どんな無理ゲーだって話だ。


でも。


「負ける気は、ねえけど」


これっぽっちもな、と空ににやりと笑えば、それでこそ俺の兄ちゃんだと空は嬉しそうに頬をゆるめた。


仁斗にも類にも先を越されて、のんびりなんかしてられねえよ。


俺も、早く伝えなくちゃ。


麗、お前のことが好きだって。