溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2






「明日くらいから、練習を始めようと思
うんだ。丁度、王子役の男の子も決まっ
たし!」

「……決まって無かったの?」

「あー……うん、あの、眠り姫が美作さ
んだと皆、遠慮しちゃって……」



遠慮? そんなに私の相手するのが嫌な
のかしら。



「いつの間にそんなに嫌われて……」



や、別にいいけど。むしろそっちの方が
、好都合だけども。



なんて思っていると、わたわたと佐藤さ
んが慌て出した。



「あ、なんか勘違いしてる!?違うよ!
皆、本当は美作さんとやりたいんだよ!


「……そんなフォローしなくても平気よ




ちょっとフォローに無理がある。



私とやりたいのに遠慮するとか意味不明
でしょ。



「あのね、そうじゃなくて!お姫様と王
子様には、キスシーンがあるから!美作
さん、獅童先輩の恋人さんだし……」