溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2






「お前なあ、人の片思いを嬉しそうにすんなよな」

「やー、女の子にあたふたしてる兄ちゃん可愛いなって」

「……」


可愛いって。そんなん男に使う言葉じゃねえだろ。


なんだか空がいやに余裕綽々な感じがして、気に食わない。──だから俺は、反撃してみることにした。


「そ、そういうお前はどうなんだよ!か、のじょ、とかいんのかよ!」

「居るけど?」

「ほら見ろお前だって──は!?」


反撃失敗。


え、てかなに。居んの?


「……居んの?」

「だからそう言ってるじゃん。同じクラスの女の子だよ」

「ま、まだ早いだろ!」


高校生にもなってないのに男女交際なんて!と慌てると、空は可笑しそうにクスクス笑って「兄ちゃんってば俺のお母さんじゃないんだから」と言った。


なんてこった。まさか弟に先を越されてたなんて。


……いやでもまあ、空は性格もいいし、頭もいいし、顔もいいと思うし……モテる要素しか、ないけど。


むしろ彼女が居ない方が、変だけど。


「兄ちゃんだってカッコイイよ」

「はあ!?いきなりなんだよ!」

「いや、全部ダダ漏れでつぶやいてたよ」


兄ちゃんて隠し事出来なさそうだよね、と笑われる。バカにされてる気しかしない。