溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2






本当に、それだけが疑問。



だって皆は、私が極力人と関わりたくな
いって事、知ってるはずだもの。もちろ
ん春希だって例外じゃない。



私が関わろうと思うのは、龍牙の皆だけ
。悪いけど、他の人達と馴れ合うつもり
はこれっぽっちもない。



そんな私が劇なんて。ましてや、主役な
んてやりたいと思うわけないじゃない。



「……だって、麗ちゃんのドレス姿、見
たかったんだもん」

「……は?まさか、それだけの理由?」



それだけの理由で、私を推薦したの?



「だって麗ちゃん絶対似合うもん!」



だから俺は悪くない!というようにそう
言う春希。



……この子は一体、どうして開き直って
るのだろう。



「春希……」

「に、睨まないでよ麗ちゃんっ!」