溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2





ガシャンっ、とそのままフェンスに押し付けられた。


「え、ちょ、雅……!?」


いきなり何、と逃げようとしても、圧倒的力の差を前にしては動くこともできなくて。


こんなに乱暴な雅は、初めて見た。


いつも冷静で、こんな突然、感情的な行動を取るような人じゃないのに。


「雅、どうしたの……」

「わからないか?」

「え?」


ぐ、と雅の顔が近づいて来て、ふわりと雅の前髪が私の額を掠めた。


「俺が、不機嫌な理由……本当にわからないのか」


やっぱり、不機嫌だったんだ。


でも、不機嫌なのはわかってもその理由まで推し量る事なんて出来ない。


それがわかる程、私は雅の事を知らない。


たたでさえ感情を表に出さないっていうのに、わかるわけが無い。


「回りくどい言い方しないで。私が理由なの?」


私に非があるなら、謝るから──。