二人で手を繋いで帰る。
特に、話題もないから無言で。
だけどこの無言の時間は嫌いじゃない。雅となら、無言でもなんだか落ち着けるから。
──そう、思っていたのだけど。
……なんだろう。今日の沈黙は、いつもと少し違う。
なんだか、息苦しい。
「あ、あの〜……雅さん?」
「なんだ」
「……なんか、怒ってる?」
少し、空気がピリピリしている気がして恐る恐るそう言うと、雅は感情の読み取れない瞳で、私を見た。
「どうしてそう思う」
「え、いや、なんとなく……」
確証は、ないけど、と段々声が小さくなりながら言うと、不意に右肩と左手首を掴まれて。


