溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2





関東最強の男だ。


向けられる視線の中には勿論僅かな怯えはあれど、でも憧れの視線の方が圧倒的に濃い。


「ごめん、もう少しで用意終わるから」


そう言うと、わかった、と頷いた雅。


するとまた、教室が再びどよめいて、しかも好奇の視線は雅から私へと移り変わった。


な、なんで私が注目されてるの……!?


「ゆ、夢乃」

「なっ、何!?麗ちゃん!」


思わず近くにいた夢乃に話しかけると、ビクッと肩を跳ねさせる夢乃。


──文化祭の一件があってから、休み時間や移動教室は夢乃や蕾とするようになった。


……って、それよりも。


「なんで夢乃がびっくりしてるのよ」


そんなあからさまに驚かれると、少し傷付くじゃない。


そんな私に、夢乃は、ちがうの!と慌てたように頭を振った。


「し、獅童さんが来てるから、緊張しちゃって」