溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2





「じゃあ、放課後迎えに行く」


「わかった」


よし。じゃあそろそろ教室に戻ろうかな、と立ち上がると、「俺も行くー」と春希も立ち上がって。


どうやら今日は春希も授業に出るらしい。


「一緒に行こうよ麗ちゃん」

「そうね」


ニコニコと楽しそうな春希にそう応えて、じゃあ、と他のメンバーに挨拶をしようとした時。


「──待って、麗ちゃん」


そう言って私を引き止めたのは、類だった。


「なに?」

「……明日、大事な話があるから、帰りどこかに寄ろう」


ああそうか、明日は確か類が一緒に登下校してくれる日だったものね。


「大事な話って?」

「……二人きりで話したいから、明日までの秘密」


人差し指を唇に当てて、にこ、と微笑んだ類。

周りにはまるで花が咲いたような綺麗な微笑みに見えるんだろうけど、私には有無を言わせない微笑みにしか見えない。


……これ以上はここでは話しませんよって事ですね、了解です。


なんとなくまた、資料室の雰囲気がピリ、としたようなきがしたものの、気のせいかと思い、私は類の言葉に頷いて資料室を出た。


「……麗ちゃんてさー」


資料室を出て教室に向かう途中、不意に春希が口を開いた。


それから、苦笑いにも見えるような笑顔で──。


「超がつくほど鈍感だよね!」


……って、え?