「……春希も経験なさそう」
「え!?いきなり何言ってるの麗ちゃん!」
女の子がそんな事いっちゃダメだよダメダメ!とわたわたする春希。
「わかってないな、麗ちゃん。春希みたいなやつの方が意外と手が早いんだよ」
「類まで何言ってるのー!?」
わああ!と類の口を塞ぎに行った春希。
その慌てっぷりが面白くて思わず笑った。
「私もキスしかした事ないから、春希が一番大人かもね」
「いやまだ俺、肯定とかしてないし!ていうか雅はどうなの!雅だけ飛び火が移らないのおかしい!」
その春希の一言で、全員の視線が一斉に雅に向けられた。
雅はその視線の数々に、少し眉根を寄せてから。
「俺は麗にしか興味ねえ」
……と言い放って。


