溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2





春希のせいで、こっちはいい迷惑をして
るっていうのに、ここまで来て、責任逃
れだなんて許さないんだから。



ジロリ、と春希を見下ろす。



「そ、そんなに怒らなくても……」

「別に、怒ってないけど。」

「絶対嘘だー!」



うわあん!と仁斗の腕に伏せて、泣き真
似をする春希。



そんなことしたって、許さないんだから




「麗ちゃんどうしたの?なんか怖いよ。
春希もすっごく怯えてるし」



宥めるようにそう言って間に入ってきた
のは類。



とりあえず座りなよ、というから、私は
空いていた雅の隣に座った。



「どうしたんだ、麗」



雅の隣に座ると、雅が少し首を傾げなが
ら、私を覗きこんでくる。



……いけない。心配させちゃったかしら
。そんなつもりじゃ、無かったんだけど