触れたところから小さな熱がピリピリと蔓延するみたいに。 「うん。一息に開けてよ」 「学校でバレたら怒られるわよ?」 「どうせもう卒業だし」 だから大丈夫、と笑うと、悪い子ね、と先生は笑った。 ──悪い子だってなんだっていいさ。 先生と愛し合ったシルシがあるだけで、それだけで俺は満たされるから。 「暫くは膿んだりするかもしれないから、ちゃんと消毒するのよ」 「おー……」 鏡で穴のあいた自分の耳朶を触りながら生返事をする。 これで高校とかで髪染めたら完全に不良だな……。