溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2






他の皆は、そんな私達二人を不思議そう
に見ている。



「や、やっほー麗ちゃん」



ぎこちない笑みを浮かべて、ヒラヒラと
手を振る春希を、私は冷たい目線で見下
ろした。



そんな私の視線に、春希がビクっと震え
る。



そして、泣きそうになりながら、隣に居
た仁斗にしがみついた。



「う、麗ちゃんが睨んでくるよ~っ!」



ぎゅう、と仁斗の腕にしがみつく春希。



仁斗は、呆れたように春希を見てた。



「おいおい、春希ってば姫になにしたん
だよ~」

「べ、別に何も……」

「──何もしてない、だなんて言わない
でしょうね?」



そう言うと、う、と言葉を詰まらせる春
希。