この半年、先生の傍に居られなかったことが心底悔しい。
でももう、片時も離れないから。
ずっと、先生の傍で、先生だけを想う。
──やがて2ヶ月くらい経つと、先生は自力で立てなくなって、車椅子で行動するようになった。
俺がお見舞いに行った時は、先生の車椅子を押して二人で散歩する。
たとえ先生が歩けなくても、もう隣に並ぶことが出来なくても、先生の傍に居られるだけで幸せだった。
だけどどんどん、先生に執着していく自分が居て。
先生が消える未来を想像しては、泣いていた。
「そうだ、仁斗」
「何?」
「仁斗にプレゼント」


