溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2





「本当はただ、俺のことがもう好きじゃなくなったから別れたいだけだろ。それを正当化できる理由を取って付けただけだろ」


なあ、他に好きな男でもできたかよ?


きっとそいつは、俺より大人で包容力もあって、ついでに経済力なんかもあるんだろうな。


……子供の俺なんかじゃ、敵いもしないような男なんだろうな。


「……お望み通り、別れてやるよ」


最後に強がって笑ってみたけど、自分でも力ない笑顔で。


さり際に見た先生の顔は、少し泣きそうだった。


なんだよ、そっちから振ったくせに罪悪感なんて感じんじゃねえよ。


とっとと他の男の所に行っちまえ。