溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2






そう言うと、佐藤さんの顔が、分かりや
すくパアッと輝いた。



キラキラと、仔犬のような眼差しを向け
てくる。



「大丈夫大丈夫っ!そんなにセリフもな
いし!……や、やってくれる、かな?」



期待八割、不安二割。というような表情
で首を傾げてくる佐藤さん。



そんな佐藤さんに、私は……。



「……本当に、期待しないでね」



結局、引き受けてしまったのだった。










「春希。」



その日の昼休み、春希を問いただそうと
、資料室に入るなりそう名前を呼ぶと、
春希がビクっと肩を震わせた。



どうやら、余計なことをしたっていう自
覚はあるらしい。